発展

　2004年には商店街路を車両通行止めにして路上でのパレードを始め、これがフラメンコをメインとしたイベント「立川フラメンコ」の第一回目と言える。当初は路上パレードはまだ十数人の規模だったが、毎年徐々に参加者が増えていき、イベント内容も、路上特設ステージでのフラメンコライブ、商店街に面したライブハウスでのスペイン人ライブ(有料)、駅前の商業ビル・アレアレア２でも同時開催ライブなど企画を膨らませていった。
　また、前日夜にJRAウインズ立川A館内で行う前夜祭、一週間ほど前から、商店街のいろいろなお店の店内で宣伝も兼ねて「流し」で踊る「出前フラメンコ」、モノレールの駅構内や駅前の百貨店の店先でもフラメンコを披露するなど、活動内容はその年に応じて様々に展開してきている。

　路上を埋め尽くす「ストリートフラメンコ」では、各フラメンコ教室、各地の愛好家グループや、大学のフラメンコサークル、そして個人参加、当日飛び入り参加などで、約500人もの華やかなダンサーが、セビージャの春祭りでも踊られる民族舞踊曲・セビジャーナス（SEVILLANAS）をステージでの生演奏と生歌で繰り返し舞い踊る。
2013年秋からは、参加してみたい人向けに、初心者向けフラメンコ教室も始めた。すでに30,000人の人出と言われる、立川を代表する一大イベントであり、今後のさらなる発展が期待される。